多くの企業は、採用をする時その人に長く勤めてもらい、社内で仕事をする中でスキルアップをしてもらい、将来的に会社にとって大きな戦力になってもらう事を望んでいるのです。そのため短期間に多くの転職を繰り返している人材に対して、採用後に離職する可能性が他の応募者と比べて高いと考えてしまい、評価を低くする事もあるようです。
しかし、転職回数が多い事はマイナスの評価にしか繋がらないかというと、そうではないのです。転職した回数が多いという事は、それまで多くの企業で仕事を経験したという事でもあります。その経験を上手く企業側に採用試験でアピールする事ができれば、転職回数の多さがマイナス評価にならないどころか、評価を上げる事にも繋げられるのです。そのためには、それまで勤めてきた企業で行ってきた仕事の内容やそこで得た知識や技術や経験を詳しく説明しながら企業側に強みとしてアピールする事が重要となります。
その時アピールする知識や経験は、採用後の仕事に活かせるものに絞ってアピールするとより効果的でしょう。それまで行ってきた仕事の中で取得した資格で、採用後活かせるものがあれば面接時にアピールするだけでなく、履歴書などにわかりやすく書いておく事も大切です。
転職理由について質問された場合は、事実でない事を話すのではなく、正直に理由を話した上で、その後その企業の求人に応募した理由と仕事に対する意欲をアピールすべきです。転職が多い事をネガティブな経歴として企業に伝えるのではく、そこで得た経験やスキルを強みとして企業に伝える事で採用に近づいていくのです。